甲状腺科

診療内容

012つの甲状腺専門医資格を持つ医師が診断、治療を行います

当院の甲状腺科では、日本甲状腺学会の認定医と内分泌外科学会の認定医の両方の資格を持つ医師が担当します。2つの専門資格を持つことにより、甲状腺疾患に対して薬物治療にも外科手術にも精通しており、患者さんに合わせた最適な治療方法を提案することができます。

02甲状腺ホルモンや自己抗体結果の当日説明が可能です

検体検査を院内で完結できるよう設備を整えておりますので、通常は1週間ほどかかる甲状腺ホルモンや自己抗体の結果も当日の結果説明が可能です。これにより結果の説明のために再度足を運んでいただく必要がなく、治療方針についても素早く決定していくことができます。

03手術での治療にも対応しています

当院は手術・入院の設備もありますので、バセドウ病や橋本病などに対する薬物療法だけではなく、甲状腺がんや良性甲状腺腫瘍に対する外科手術も当院施設内で対応することができます。

一般診療

当院では、内科的疾患、外科的疾患に関わらず、甲状腺全般にわたる診断・治療を行っています。

< こんな時はご相談ください >

・喉仏のあたりが腫れてきた
・首にしこりがある気がする
・手指が細かくふるえることがある
・よく食べているのに痩せてきた、あるいは、食欲がないのに太ってきた
・眼球が飛び出してきたような気がする
・健康診断で精密検査が必要と言われた

「要精密検査」となった方にも対応しています

当院では、甲状腺の二次検査にも対応しております。
他院で甲状腺の腫れを指摘された方や健康診断・人間ドックで「要再検査」「要精密検査」となった方はご相談ください。

どんな検査をするのか

超音波検査(エコー検査)

喉の部分にある甲状腺に超音波をあて、甲状腺の大きさや腫瘍などの病変の位置や大きさ・状態などを調べます。甲状腺の検査では基本的には超音波検査とともに血液検査も行います。

甲状腺ホルモン検査

甲状腺の病気の有無や、甲状腺のはたらきが正常であるかを調べる検査です。T3・T4と呼ばれる、糖の代謝やたんぱく質合成、人間のエネルギー代謝を行うために分泌される甲状腺ホルモンや、TSHと呼ばれるT3・T4の分泌を調整する甲状腺刺激ホルモンの分泌量を血液検査で調べ、ホルモンの分泌異常がないかを調べます。ホルモン値が正常値ではない場合(高すぎる・低すぎる場合)は、甲状腺疾患が疑われます。

自己抗体検査

甲状腺疾患の中で、バセドウ病や橋本病は自己免疫性甲状腺疾患とも呼ばれ、自己(主に甲状腺)に対する抗体の産生が病気の原因だと言われています。血液検査で、抗TSHレセプター抗体(TRAb)、抗Tg抗体(抗サイログロブリン抗体)、抗TPO抗体(抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体)と呼ばれる3つの自己抗体の抗体値を測定し、異常がないかを調べます。

細胞診検査

腫瘍が見つかり、がんが疑われる場合や判定が難しい場合など、精密検査を必要とする際には細胞診検査を行います。検査では甲状腺に超音波を当て腫瘍の位置を確認しながら、病変部に直接細い注射針を刺して細胞を吸い出し、顕微鏡で調べてがん細胞か否かを診断します。細い針を用いるので、通常麻酔は使用しません。首に針を挿すため怖いと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、痛みはほどんどなく、検査時間も5分程度と短く済みます。

セカンドオピニオン

当院の甲状腺科ではセカンドオピニオンにも対応しています。

セカンドオピニオンを受けた方がよいケース

・ほかの治療方法の可能性がないかを聞きたい
・主治医の診断について、ほかの医師の意見を聞きたい
・主治医の説明に納得のいかない部分がある
・主治医の説明について別の角度から検証したい
・治療方法を選ぶ際のアドバイスが欲しい

セカンドオピニオンの受け方や、具体的な流れについてはこちらのページをご覧ください。

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